和歌山県

高野山(和歌山県高野町)
816年(弘仁7年)に空海によって開かれた高野山は、全域が総本山金剛峯寺の境内地とされ「一山(いっさん)境内地」と言われています。現在は「壇上伽藍」を中心とした町並みが広がっていて、寺院数は総本山金剛峯寺、大本山宝寿院のほか、子院が117寺に及びます。
御坊の町並み(和歌山県御坊市)
御坊の町並みは日高御坊(現在の「日高別院」)を中心に寺内町として形成されていきました。江戸時代になると各地の特産物を扱う問屋や旅籠など軒を連ね大変賑わったと言われています。現在においても江戸時代から昭和までそれぞれの時代の面影を町のいたるところで見ることができます。
広川の町並み(和歌山県広川町)
広川の町は室町時代に畠山氏が広城を築いたのがはじまりで、その後この地を支配した湯川氏が街路を設けるなど発展の礎を築きました。海運業が盛んになり銚子で醤油醸造を営むなど関東で商売をしながらもこの町に居宅を置いていたことが町並みの形成に大きな影響を与えました。