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若桜の町並み(鳥取県若桜町)


2024年4月16日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 鳥取県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★75

町並み保存度
★★★★★
★★★★★80
特に蔵通り沿いの土蔵群は見事で一見の価値があります。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★70
小さな町で規模はそれほど大きくなく、本通りと蔵通りの二本の通りに歴史的な建物が集中しています。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★75
観光客は多くなく山間の静かな町でゆっくり散策ができます。

若桜(わかさ)の町は若桜鬼ヶ城の城下町として整備され、江戸初期に入り一国一城令によって廃城となった後は、城下町時代の町割街道を維持しながら宿場町として人と物資の交易で発展しました。
明治時代に3度の大火を経験しましたが、自治組織による防火対策を盛り込んだ復興計画「八東郡若桜宿宿会議決書」が策定され、現在の町並みの基礎となりました。
現在においても、本通り沿いには明治期から昭和初期の伝統的な町家が建ち並び、蔵通り沿いには土蔵群が残る歴史的な景観がよく残されており、2021年(令和3年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


目次

明治から昭和初期の町家が建ち並ぶ本通り


若桜の町並み(鳥取県若桜町)furutabi.com>
本通り沿いには明治期から昭和初期の伝統的な町家が軒を連ねています。若桜町は「カリヤ」のある町としても知られており、旧若桜街道は「カリヤ通り」とも呼ばれています。カリヤ(仮屋)とは家屋から道路につきだした庇のことで、1885年(明治18年)頃に雪の時にも軒下を通れるように1.2mのカリヤ(仮屋)が作られたと言われており、現在もその名残を見ることができます。

休憩交流処かりや・若桜の町並み(鳥取県若桜町)furutabi.com>
写真中央の建物は、「休憩交流処かりや」として休憩所となっています。明治中期の建物で国の登録有形文化財になっています。

若桜の町並み(鳥取県若桜町)furutabi.com>

若桜の町並み(鳥取県若桜町)furutabi.com>

土蔵群が残る蔵通り


若桜の町並み・裏町通り(鳥取県若桜町)furutabi.com>
明治時代に3度の大火を経験した若桜で策定された、防火対策を盛り込んだ「八東郡若桜宿宿会議決書」によって裏町通りには人家を建てることが禁止されました。このことによって裏町通りには土蔵が連続する町並みが形成されました。

若桜の町並み(鳥取県若桜町)furutabi.com>
通りに多くの土蔵と4つの寺が並ぶ素晴らしい景観が残されています。

若桜の町並み(鳥取県若桜町)furutabi.com>

アクセス


【電車でのアクセス】
若桜鉄道 若桜駅下車すぐ。
【車でのアクセス】
若桜駅の隣(地図の場所)に無料駐車場があります。





訪問日:2023年4月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、若桜の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。


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