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熊川宿の町並み(福井県若狭町)


2024年5月7日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 福井県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★92

町並み保存度
★★★★★
★★★★★95
山間の宿場町に伝統的な建築物群が見事に残されています。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★90
上ノ丁、中ノ丁、下ノ丁と分けられる町並みは全長1.1mに渡って素晴らしい町並みが続きます。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★90
街道沿いは車の交通も少なく山間の静かな町並みをゆっくり散策できます。

熊川宿は近江と若狭を結ぶ鯖街道(若狭街道)の宿場町として1589年には小浜城主であった浅野長政によって整備されました。
江戸時代になると、小浜(福井県)と今津(滋賀県)のほぼ中間の山峡にある熊川宿は、物資流通の中継拠点として繁栄し鯖街道随一の宿場町となりました。
現在においても瓦葺き、真壁造または塗籠造の伝統的な建築物が数多く残されており、1996年(平成8年)には重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。


目次

若桜鯖街道 熊川宿


熊川宿の町並み(福井県若狭町)furutabi.com>
若桜鯖街道 熊川宿の町並みは、通りに沿って「前川」と呼ばれる水路が流れるのが特徴で、屋敷への出入口に石橋が架けられています。

若桜鯖街道 熊川宿furutabi.com>
街道沿いには平入と妻入の入り交った町家が見られるのも熊川宿の特徴です。

熊川宿の町並み(福井県若狭町)furutabi.com>
上ノ丁、中ノ丁、下ノ丁と分けられる町並みは全長1.1mに渡って素晴らしい町並みが続きます。

旧逸見勘兵衛家住宅
旧逸見勘兵衛家住宅
旧逸見家は熊川村初代村長、逸見勘兵衛家の住居跡で江戸時代末期に建てられました。当時の宿場町の風情を伝える熊川を代表する町家のひとつとされており、1995年(平成7年)に町の指定文化財となりました。伊藤忠商事の社長であった伊藤竹之助の生家でもあります。

宿場館
宿場館
この建物は熊川出身で伊藤忠商事の社長となった伊藤竹之助(旧姓逸見)によって、1940年(昭和15年)に熊川村役場として建てられました。現在は熊川宿と鯖街道の歴史を紹介する資料館として利用されています。

旧問屋 菱屋
旧問屋 菱屋
勢馬家は菱屋という屋号で問屋を営んでおり街道の繁栄を支えた旧家のひとつで、最盛期には年間二十万駄(約2700万kg)の荷物の荷継ぎ場として大変賑わったそうです。勢馬家は宿場町役人として藩や町にも貢献しました。

荻野家住宅
荻野家住宅
荻野家は倉見屋の屋号で人馬継立の運送業を行う問屋を営んでいました。荻野家の主屋は熊川宿最古の町家で物流で栄えた熊川宿の問屋の姿を今に伝えています。2014年(平成26年)に国の重要文化財に指定されました。

アクセス


【電車・バスでのアクセス】
・(滋賀方面)JR湖西線・近江今津駅から
JRバス若江線小浜駅行きに乗車、バス停「若狭熊川」下車

・(福井方面)JR小浜線・上中駅から
JRバス若江線近江今津駅行きに乗車、バス停「若狭熊川」下車

詳しくは熊川宿のウェブサイトでご確認ください。

【車でのアクセス】
下の地図の場所に無料駐車場(熊川宿 駐車場)があります。
その他、熊川宿の東の入口には「道の駅 若桜熊川宿」があり、西の入口にも「西口駐車場」があります。





訪問日:2023年5月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、熊川宿についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。


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