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新川田篭の山村集落(福岡県うきは市)


2024年1月16日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 福岡県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★57

町並み保存度
★★★★★
★★★★★70
多く家屋の屋根はトタンで覆われてはいるものの、茅葺きや杉皮葺の民家や棚田が多く残されています。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★50
山村集落であるため、それぞれの集落の規模はそれほど大きくありません。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★50
アクセスはよくありませんが、自然豊かな美しい歴史的な集落は一見の価値があります。

うきは市の新川(にいかわ)や田篭(たごもり)の山村集落には国の重要文化財に指定されているクド造り民家「平川家住宅」をはじめとして、江戸時代から昭和前期までの茅葺きや杉皮葺の民家が多く残されています。
ただ、近年の林業の衰退とともに茅葺や杉皮葺の職人が減少したことにより、これらの屋根の維持が困難になり多くの家屋の屋根はトタンで覆われてはいるものの、隈上川に沿って建てられた茅葺き民家と石垣で造られた棚田が連続する特徴的な景観を今日に伝えています。
こうしたことから2012年(平成24年)には「うきは市新川田篭伝統的建造物群保存地区」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


目次

新川田篭の山村集落furutabi.com>
隈上川に沿ってトタンで覆われてはいるものの茅葺きの集落が点在しています。

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茅葺や杉皮葺、明治時代の瓦葺が混在する風景を見ることができます。

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重要文化財 平川家住宅


重要文化財 平川家住宅furutabi.com>
屋根の大棟が「コ」の字の形状となった建築形式を「くど造り」といい、特に佐賀県と福岡県にまたがる筑紫平野に多く分布しています。正面に妻面が並ぶくど造りの建築様式は福岡県西南部民家の典型とされており、地方色豊かな民家として1971年(昭和46年)に国の重要文化財に指定されました。

重要文化財 平川家住宅furutabi.com>
くど造りとしては規模が大きい平川家住宅には主屋と並んで納屋が建てられており、正面からみると妻面が三つならぶ外観が特徴的です。

重要文化財 平川家住宅furutabi.com>
主屋と納戸の間は通路になっています。天井を見ると竹で組まれた屋根下地が美しく芸術的でした。この住宅は現役で使用されています。この時は奥様が外にいらしたので、声をかけると快く見せてくださいました。

アクセス


【電車でのアクセス】
JRうきは駅から徒歩約3分の「浮羽発着所」から西鉄バス「田篭線」で約20分、「美住」下車、徒歩約5分程度です。
※バスの本数が少ないので、ご注意ください。
【車でのアクセス】
大分自動車道杷木ICから約30分
下の地図の場所に無料駐車場(平川家住宅見学者用駐車場)があります。





訪問日:2023年3月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、新川田篭の集落についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。


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