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五條の町並み(奈良県五條市)


2024年4月23日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 奈良県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★90

町並み保存度
★★★★★
★★★★★95
伝統的建造物が多数残された新町通りの景観は圧巻です。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★90
新町だけでなく五條全体にレトロな風景が点在しています。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★85
新町を中心に様々な見どころがあり、ゆっくり散策を楽しめます。

新町は、1608年(慶長13年)に松倉重政(まつくらしげまさ)によって築かれた二見城の城下町として整備されました。
二見城は1616年(元和2年)に廃城となりましたが、新町は城下町から在郷町へと転じて存続し、伊勢街道の宿場町としても繁栄しました。
新町は度重なる大火に見舞われたこともあり、町並みには軒裏まで漆喰で塗込めた重厚な町家が建てられるようになりました。
また、吉野川の氾濫による水害を何度も経験したことから、屋敷地背面に石垣が築かれました。

この地区には現在も伝統的建造物が多数残されており、江戸時代建立の民家も数多く残ることから、2010年に「五條市五條新町伝統的建造物群保存地区」の名称で、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。


目次

五條新町の町並み


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五條新町は二見城の城下町として整備され二見城廃城後は伊勢街道の宿場町として繁栄しました。

山本本家
山本本家
宝永年間(1704〜1711年)創業の歴史ある酒蔵。清酒のほか柿ワインを製造販売されています。

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裏路地に入ると渡り廊下のある蔵がありました。元酒蔵の建物で現在はおしゃれなバーとして使用されています。

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ひときわ目を引く黒漆喰の重厚な建築。新町は度重なる大火に見舞われたこともあり、漆喰で塗込めた重厚な町家が建てられるようになりました。

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吉野川の沿って東西に真っ直ぐにのびる街道に面して、多くの町屋が並んでいます。

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この地域には1623年(元和9年)に約95軒の家があり、ほぼ現在と大差のない町並みが形成されていました。

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参勤交代の大名行列を見下ろすような居室を造ることが禁じられていたため、多くの町屋は二階部分が低くなった厨子二階(中二階)ですが、比較的新しい時代のものほど高くなっています。

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アクセス


【電車でのアクセス】
JR五条駅から徒歩約12分で新町通りまで到着します。道中にもレトロな商店街などがあり散策を楽しめます。
【車でのアクセス】
下の地図の場所に無料駐車場(まちなみ伝承館 駐車場)があります。





訪問日:2023年4月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、五條の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。


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