矢掛宿の町並み(岡山県矢掛町)
|
町並み保存度
|
|
|
国指定重要文化財の本陣、脇本陣をはじめとして、なまこ壁をもつ重厚な建築が多く残されています。 また、江戸から昭和にかけての様々な時代の建物が入り混じった風景も魅力となっています。
|
|
町並みの規模
|
|
|
|
山陽道に沿って町並みが続きますが、古い町並みの範囲はそれほど大きくありません。
|
|
観光魅力度
|
|
|
|
江戸から昭和にかけての町並みは魅力です。飲食店などもほどよくあり町歩きを楽しめます。
|
古くから山陽道の要地であった矢掛は、1635年(寛永12年)、参勤交代制度が始まると山陽道(西国街道)の宿場町に定められ、本陣・脇本陣・問屋が整えられました。
現在も矢掛町の街道沿いには江戸時代後期までに形成された地割に、妻入と平入の町家が混在した変化ある町並みがよく残されています。
こうした価値が認められ、2020年(令和2年)には重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
山陽道、矢掛宿の町並み
国の重要文化財に指定されている本陣と脇本陣
本陣 石井家住宅
寛永12年(1635年)から幕末まで、200年以上にわたり本陣職を務めた石井家。庄屋でもあり、また酒造業も営むなど、矢掛を代表する豪商でした。建物は当時の建築技術の粋が集められており、国の重要文化財に指定されています。
脇本陣 高草家住宅
本陣が世襲制であったのに対し、脇本陣は随時指定されていました。高草家は庭瀬藩の会計役を務め、藩札の発行も行った家柄です。その建物は当時の姿のまま残され、本陣と共に国の重要文化財に指定されており、本陣と脇本陣が揃って国の重要文化財に指定されているのは全国で唯一とされています。
矢掛ビジターセンター問屋
江戸時代には「因幡屋」という屋号で、宿場間の公用貨客の運搬や馬・人足の手配を行っていました。外観はそのままに、2021年に改修され、現在は「矢掛ビジターセンター問屋(といや)」として見学できる施設となっています。
趣のある小路
大高草小路
脇本陣の当主、高草家の名からこう呼ばれました。なまこ壁と焼杉板にはさまれた狭い空間の向こうには「悪水ノ溝(あくすいのみぞ)」といわれる石積みの水路があります。
ほぼ真っすぐに通る街道沿いの建物の間にはこのような趣のある小路をいくつも発見することができます。
様々な時代の建物が入り混じる町並み
矢掛宿では江戸時代から昭和にかけてのレトロな建築が入り混じった町並みを見ることができます。
妻入り五軒並び
屋根の棟と直角に交わる三角形の壁面を「妻」と呼び、その面に出入口がある形式を「妻入り」といいます。中町の東寄りには、妻入りの町家が五軒並ぶ一角があり「妻入り五軒並び」と呼ばれています。
街道沿いになまこ壁をもつ漆喰塗込の町家など江戸から近代にかけての建物が良く保存されています。経年変化のためかモザイク状に少しずつ色が違って見えるなまこ壁が美しさを引き立てています。
アクセス
【電車でのアクセス】
井原鉄道井原線、矢掛駅から徒歩約8分
【車でのアクセス】
下の地図の場所の観光駐車場(無料)を利用できます。
訪問日:2025年8月
最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、山陽道・矢掛の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。
ページ上に戻る
|
裕人
|
2025/09/20 09:13
|
|
矢掛町は5年前の桜の時期に行きました。妻入と平入の町家が混在した町並みで旧本陣と旧脇本陣が重要文化財に指定されているのは全国唯一で、漆喰塗込の町家等、江戸時代から近代に建てられた伝統的建造物がかなり残っていますね。商店も多くカフェもお菓子屋さんもあったので非常に楽しめるのではないかと思いました。路面も綺麗に舗装されているので歩きやすかったですし、近くには小中高学校と駅、スーパー、コンビニなどがあり生活もしやすいのではと思っていました。温浴施設や矢掛屋本館という宿泊施設も指定管理されているので観光客もおおいのでしょうか。矢掛ビジターセンター問屋は行ったころは無かったので、また見てみたいですね。 岡山では倉敷、成羽町吹屋、備中高梁、勝山など古い町並みを良い感じで保存活用して力を入れているのがよくわかる県ですね。
|
|
|
なおきち(古旅管理人)
|
2025/09/20 13:11
|
WEB
|
本陣や脇本陣をはじめ、なまこ壁を備えた重厚な建物が印象的でした。 町はきれいで歩きやすいですね。無電柱化や石畳による道の整備など、景観づくりへの工夫も随所に見られます。 そのためか、古くから続く商店に加えて新しいお店も次々とオープンしていて町に活気がありました。 岡山県には本当に素晴らしい古い町並みが多いですね。観光客の増加に合わせて新たに店を構える人も集まり、良い循環が生まれているように感じます。
|