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古い町並み
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竹原の町並み(広島県竹原市)
竹原の町並み(広島県竹原市)

町並み保存度
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本瓦葺きに灰色漆喰の重厚な町家が広範囲に続く町並みが見事に保存されています。
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町並みの規模
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重厚な町家が続く景観は全国でも稀なほど大変広範囲にわたっています。
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観光魅力度
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山を背景にした入り組んだ路地や寺社の散策をゆっくり時間をかけて散策できます。車の通行も少なく程よく土産店や飲食店などもある誰もが楽しめる場所です。
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江戸時代に開発された竹原塩田によって竹原は全国にも知られた塩の名産地となりました。
良質な竹原産の塩は北前船によって遠く東北地方にまでも運ばれ、塩を購入することを「タケハラを買う」という言葉があったほどでした。
こうして塩田によってもたらされた大きな富によって漆喰塗籠の町屋が並ぶ重厚な町並みが築かれました。
竹原塩田は1959年(昭和34年)に廃止となりましたが、現在も往時の町並みがほぼそのまま残されており、1982年(昭和57年)に、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
竹原市竹原地区伝統的建造物群保存地区

竹原の通りと小路

本町通り
本町通りは竹原の町並みでメインの通りで南北に約400メートル続きます。様々な細工が施され意匠に富んだ格子が印象的です。
本町通り
灰色漆喰の重厚な町家が軒を連ねています。
本町通り
竹原の町並みでメインの通りである本町通りの北端です。突き当りに胡堂が見えます。
板屋小路
阿波屋小路
旧笠井家

浜主の家として明治5年に建てられました。
建物の中は無料で公開されています。二階から見事な町並みが見通せます。
地蔵堂

地蔵堂
1610年(慶長15年)の下市の大火により焼失しましたが、代官鈴木重仍により再建され塩浜の守護として信仰されてきました。現在のお堂は1927年(昭和2年)に建てられたものです。
不老山、春秋院長生寺

不老山、春秋院長生寺
1585年(天正13年)豊臣秀吉の四国の役によって伊予を追われた伊予国の当主・河野通直は、ここ竹原に身を寄せていましたが1587年(天正15年)に24歳の若さで病死しました。竹原小早川家の第14代当主であった小早川隆景が河野通直を憐れんでその菩提を弔うために建立した寺です。
光本家住宅

光本家住宅
有料で内部を公開しています。(入館料300円・火・水・木曜休館)竹原出身の陶芸家の作品が展示されています。
松阪家住宅

松阪家住宅
波打つような屋根が特徴的な商家の建物です。
春風館・復古館(国重要文化財)

春風館・復古館(国重要文化財)
江戸時代の儒医、頼春風(らい しゅんぷう)の邸宅
西方寺

西方寺の観音堂は京都の清水寺の舞台を模して建てられました。
竹原の町並みが一望できます。
初代郵便局跡

初代郵便局跡
ョ惟清旧宅

ョ惟清旧宅
江戸時代後期の歴史家・思想家・漢詩人・文人、ョ山陽の祖父・惟清が紺屋を営んでいた町屋です。ョ山陽の主著に「日本外史」があり、幕末の尊皇攘夷運動に影響を与えました。
胡堂(えびすどう)(胡子神社(えびすじんじゃ))

胡堂(えびすどう)(胡子神社(えびすじんじゃ))
本町通りの北の突き当りにある胡堂(胡子神社)は、塩田業が盛んだった頃、商業の守り神として祭られていました。大林宣彦監督の映画 『時をかける少女』(1983年)のの舞台にもなりました。
森川邸

森川邸
1916年(大正5年)頃に竹原塩田の一番浜に建てられた大きな邸宅です。有料で内部を公開していて、塩田の作業風景などが展示されています。(入館料400円・木曜休館)
竹鶴酒造

竹鶴酒造
ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝の生家でもある竹鶴酒造は古くから酒造りを営み「小笹屋」の屋号でも知られています。竹鶴政孝の人生は2014年(平成26年)にNHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルにもなりました。
アクセス

【電車でのアクセス】
JR竹原駅から徒歩約15分
【車でのアクセス】
下の地図の場所に無料駐車場(道の駅 たけはら 駐車場)があります。
訪問日:2022年11月
最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、竹原の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。