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柴又帝釈天と参道(東京都葛飾区)


2025年6月25日
古い町並み , 寺社など建物 , 東京都

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★60

町並み保存度
★★★★★
★★★★★60
柴又帝釈天の山門や彫刻は素晴らしく、参道には木造の古い店舗が数多く建ち並びます。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★40
参道の長さは約200m程で、それほど大きくありません。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★80
帝釈天やその門前の雰囲気は素晴らしく、参道には草だんごや塩せんべいの店、川魚料理の老舗などが並び、参拝とともに食べ歩きも楽しめます。

柴又帝釈天は、江戸時代初期の1629年(寛永6年)に、日蓮宗の僧・禅那院日忠と題経院日栄によって開かれたお寺です。
帝釈天の縁日は庚申(こうしん)の日とされ、庚申信仰とともに多くの参拝者を集めるようになりました。

近代になると、夏目漱石の小説『彼岸過迄』をはじめ、さまざまな文学作品にも登場し、東京近郊の名所として親しまれました。
20世紀後半からは、映画『男はつらいよ』の舞台として全国的に知られるようになりました。
京成電鉄の柴又駅からは参道が伸びており、道の両側には草だんごや塩せんべいの店、川魚料理などの古くからの木造の店舗などが並び、参拝とともに食べ歩きも楽しめます。
こうした地域の生活・歴史・風土が今に息づく景観として、高く評価され、2018年(平成30年)には国の重要文化的景観に選定されました。


目次

精巧な彫刻は必見、柴又帝釈天(帝釈天 題経寺)


二天門(にてんもん)
二天門(にてんもん)
1896年(明治29年)に建てられた、瓦屋根の2階建ての立派な門です。屋根には唐破風(からはふ)や千鳥破風(ちどりはふ)といった美しい装飾があり、柱の上などには精巧な彫刻も施されています。門の左右には四天王のうち「増長天」と「広目天」が安置されており、「二天門」という名前はここからきています。

帝釈堂(たいしゃくどう)
帝釈堂(たいしゃくどう)
二天門をくぐると正面に見えるお堂です。手前の「拝殿」と奥の「内殿」の2つの建物からなっており、どちらも瓦屋根の入母屋造です。拝殿の屋根には、唐破風(からはふ)と大きな千鳥破風(ちどりはふ)が付けられ、見ごたえがあります。内殿は1915年(大正4年)、拝殿は1929年(昭和4年)に完成しました。

彫刻ギャラリーと大客殿


彫刻ギャラリーと大客殿、庭園の見学は有料になります。
料金や営業時間は葛飾観光ポータルサイトでご確認ください。


柴又帝釈天・彫刻ギャラリー
柴又帝釈天の「帝釈堂 内殿」は、東・北・西の三方が美しい装飾彫刻で覆われています。中でも特に有名なのが、法華経の説話を題材とした10枚の胴羽目板の浮き彫りです。この浮き彫りは、法華経に登場する代表的な10の説話を視覚化したもので、1922年(大正11年)から1934年(昭和9年)にかけて、加藤寅之助ら10人の彫刻師がそれぞれ1面ずつ分担して制作しました。

大客殿(だいきゃくでん)
大客殿(だいきゃくでん)
本堂の裏手にある建物で、1929年(昭和4年)に建てられました。瓦屋根の入母屋造・平屋建てで、左右に細長く広がる形が特徴です。東京都の「選定歴史的建造物」にも指定されています。建物内には座敷が4部屋並び、庭に面した廊下にはガラス障子が立てられており、落ち着いた和の趣を感じることができます。

食べ歩きが楽しい柴又帝釈天参道


柴又帝釈天参道
帝釈天の門前には、近代以降に発展した参道や商店が軒を連ね、にぎやかな町並みが広がります。

帝釈天参道の町並み
京成線柴又駅から柴又帝釈天へと至る200メートルほどの参道の両側には草だんごや塩せんべいの店、川魚料理の老舗など木造建築の古い店舗が軒を連ねています。

東京で初めて「国の重要文化的景観」に選定されたまち、葛飾柴又
2018年(平成30年)2月13日、葛飾柴又のまち並みは、東京都内で初めて国の重要文化的景観に選ばれました。

葛飾柴又寅さん記念館


葛飾柴又寅さん記念館
国民的映画『男はつらいよ』の世界に浸れるミュージアム。館内は15のコーナーに分かれ、懐かしの名場面やメイキング映像、実際に使われた衣装・小道具などを展示しています。料金や営業時間は葛飾観光ポータルサイト(寅さん記念館)でご確認ください。

アクセス


【電車でのアクセス】
京成柴又駅下車すぐ
【バスでのアクセス】
JR常磐線・京成線ともに金町駅前発小岩駅行バスにて「柴又帝釈天」下車すぐ
【車でのアクセス】
江戸川河川敷(寅さん記念館の前)に有料駐車場(柴又公園駐車広場)があります。料金等詳しくは葛飾観光ポータルサイト(寅さん記念館)でご確認ください。駐車場から帝釈天まで徒歩約6分です。


訪問日:2025年2月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、柴又帝釈天と参道についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。





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コメント
裕人 2025/06/29 05:46
柴又は東京で唯一の昔の名残が感じられるところでした。特に参道はせんべいや飴などを売っているお店があり、何回も往復したと記憶しています。帝釈天の松の木を見ると、かなりくねくねしていてかなりの年月が経っているので、日々の手入れがよくわかります。私の行った日は七五三でしたので、子連れの方がいっぱい写真を撮っていました。

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なおきち(古旅管理人)
2025/06/30 05:40
WEB
裕人さん、コメントありがとうございます。
柴又は「寅さん」のイメージしかなかったのですが、実際に訪れてみると、古くからの雰囲気が残る参道が素晴らしかったです。帝釈天では、見事な彫刻に圧倒されましたが、庭園も本当に手入れがされていて落ち着いた雰囲気があり良かったです。賑やかな参道とは別世界だったのが印象的です。



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