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古い町並み
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引田の町並み(香川県東かがわ市)
引田の町並み(香川県東かがわ市)

町並み保存度
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古い町並みが続くエリアは限られていますが、江戸時代からの豪商の見事な屋敷が数多く残されています。
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町並みの規模
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江戸から明治の建物が集まる地域はそれほど広くありませんが、それ以外にもレトロな雰囲気のある路地が続いていて港町の散策を楽しめます。
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観光魅力度
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お土産店や飲食店はほとんどなく、静かな港町をゆっくり散策するのに最適な町です。
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引田(ひけた)は平安時代より半島(城山)によって風が遮られる地形から天然の良港「風待ちの港の町」として開かれていました。
豊臣秀吉の時代に引田城が築かれてからは商業が発展しはじめ、安土桃山時代に始まった醤油醸造によって港町はさらに栄え、江戸時代後期には廻船問屋や豪商も現れました。
現在も引田の町には江戸時代から明治時代にかけての古い町並みが多く残っており近代以前の漁師町の風情をとどめています。
讃州井筒屋敷(佐野家)

佐野家は高松藩の郷士で、元禄年間(1688年〜1704年)に「井筒屋」の屋号で醤油醸造を、宝暦年間(1789年〜1801年)には酒の醸造を開始し、1997年(平成9年)に醸造業を廃業するまで続きました。
この屋敷は江戸後期から明治にかけて建築されたもので、現在は観光用に無料(母屋のみ入館料300円必要)で公開されています。
誉田(ほんだ)八幡神社

引田の町の北にある誉田八幡神社は引田の氏神です。秋の大祭には5mもある毛槍を投げあう全国でも珍しい「投げ奴」や獅子舞の奉納行事が行われます。
醤油蔵 かめびし屋

かめびし屋の創業は1753年(宝暦3年)で醤油の伝統的製法である「むしろ麹法」を現在も続ける全国で唯一の醸造元です。店舗や醤油蔵など18棟の建造物が国の登録有形文化財に登録されています。
日下(くさか)家

日下家は江戸時代を通じて代々引田村の庄屋、大内郡の大庄屋を努めてきました。江戸後期に建築された長屋門と母屋は、風格のある江戸時代の庄屋の姿を現在に伝えています。
旧引田郵便局

1932年(昭和7年)に日下家により建築された建物で、1977年(昭和52年)まで郵便局として使用されていました。
松村家

松村家は、江戸時代の中期より村内魚の棚で「多嶋屋」の屋号で魚の卸商を営んでいた商家です。この建物は江戸時代末期の建築です。
泉家

泉家は江戸時代中期から続いている家で、海産物の販売のかたわら、酒やたばこの小売りを行う商家でした。この建物は江戸時代末期の建築です。
山本家

山本家では1904年(明治37年)から醤油醸造を行っていました。この建物はその当時に建てられたもののようです。
長崎家

長崎家は江戸時代には雑貨商を営んでいましたが、1908年(明治41年)から醤油醸造を開始しました。
水谷屋旅館

赤いネオンが特徴的な旅館。現在は営業していなさそうですが、建物の奥行は広く旅籠の面影を感じます。
アクセス

【電車でのアクセス】
JR引田駅から讃州井筒屋敷まで徒歩約7分。
【車でのアクセス】
引田ICより車で約10分。
下の地図の場所に広大な無料駐車場(引田町駐車場)があります。
訪問日:2023年1月
最後まで見ていただきありがとうございます。
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