【町並み感動度】 |
町並み保存度
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現在も随所に古いの町屋などが多く残されていて、往時の宿場町の面影を感じることができます。 | |
町並みの規模
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西の常夜燈から木津川につきあたるまで約700mありかなり、大きな宿場町であったことがわかります。 | |
観光魅力度
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土産物店や観光向きの飲食店はあまりありませんが、車通りも少なくゆっくり静かな町の散策を楽しめます。 |
目次 ・青山町駅 ・若戎酒造 |
初瀬街道(はせかいどう)は奈良県桜井市の「初瀬」から名張を経て七見峠を越え阿保に入り伊勢地を経て青山峠を越え、三重県松阪市の「六軒」に至る街道で、かつては「参宮表街道」や「参宮北街道」または「阿保越」「青山越」とも呼ばれました。
この道は古代から存在し、壬申の乱の際には大海人皇子(天武天皇)が名張に至る際に使用された道でもあります。
また、伊勢神宮の天照大神(あまてらすおおかみ)に仕えた斎王(さいおう)が伊勢へと赴いた道とも伝えられています。
江戸時代には国文学者である本居宣長もこの道を歩いたことが、本居宣長自身によって「菅笠日記」に記されています。
比較的平地が多い街道としてよく利用されていたようですが、それでも「青山越」など道が険しい難所もあり、初瀬から伊勢までは歩いて5〜6日かかったようです。
そのため道中には旅籠や茶店が多く設けられここ阿保や伊勢地などは宿場町として大変賑わいました。
【電車でのアクセス】
近鉄大阪線の「青山町駅」下車、町並みの東端である阿保東部まで徒歩約3分
【車でのアクセス】
名阪国道「上野東IC」より約20分
「初瀬街道交流の館 たわらや」(青山公民館)の無料駐車場を利用できます。道が細い部分がありますのでご注意ください。
訪問日:2022年6月
最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、初瀬街道 阿保宿(はせかいどう あおしゅく)についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。