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丸亀城(香川県丸亀市)


2023年8月8日  , 香川県

【城感動度】
★★★★★
★★★★★83

城保存度
★★★★★
★★★★★85
国宝の天守や重要文化財の大手門、また高さ日本一を誇る石垣などが見事に保存されています。
城の規模
★★★★★
★★★★★85
現存12天守の中で最も小規模な天守としても有名ですが、山麓から山頂まで4重に重ねられた石垣など広大な城です。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★80
現存する天守(国宝)をはじめ高度感のある石垣など城内は見どころがたくさんです。

丸亀城(別名:亀山城、蓬莱城)


天正15年(1587年)讃岐に封ぜられた生駒親正は、1597年(慶長2年)息子の一正とともに丸亀城の築城を開始し、1602年(慶長7年)に完成しました。
1615年(慶長20年)、大坂夏の陣によって徳川氏の天下となり一国一城令が発令されたため、生駒氏は高松城を残し丸亀城を廃城しました。

1640年(寛永17年)、生駒氏が転封となり所領が没収されると、天草郡・富岡城主山崎家治が西讃岐5万石余の藩主となり、1643年 (寛永20年)に丸亀城は山崎家治によって再建されました。
後に山崎氏は絶家しますが、丸亀藩主となった京極高和が1660年(万治3年)に丸亀城天守を完成しました。

1871年(明治4年)廃藩置県により丸亀藩は丸亀県になり、1876年(明治9年)からその翌年にかけて現存の建物以外の櫓・城壁等の解体されました。
残された天守は1943年(昭和18年)に国宝に、1953年(昭和32年)には大手門が重要文化財に指定されました。


目次

二つの大手門


大手二の門(重要文化財)
大手二の門(重要文化財)
高麗門形式の門で1670年(寛文10年)頃に大手一の門と同時に建てられました。

大手一の門(太鼓門)(重要文化財)
大手一の門(太鼓門)(重要文化財)
大手二の門をくぐり右に折れると現れる大きな門が大手一の門です。藩士が太鼓を打って時を知らせていたことから太鼓門とも呼ばれています。門上にある「石落とし」から攻撃できるようになっています。無料で内部を見学できます。

「扇の勾配」と呼ばれる勾配が美しい高石垣


高石垣(扇の勾配)
高石垣(扇の勾配)
丸亀城は標高66メートルの亀山に築かれた平山城で、山腹部は高石垣で覆われています。丸亀城では1673年(延宝元年)に32年の歳月を要した大改修が完了しており、現存する石垣の大半はこの改修の際に完成したものになります。特に三の丸北側の石垣は高さが20メートルを超えるものとなっています。この高石垣には仰返しという技法が用いられており、石垣の下部は緩く、上部に行くほど急勾配になるよう設計されていて、「扇の勾配」と呼ばれています。

「現存12天守」の一つ・丸亀城天守


丸亀城・天守
丸亀城・天守
現存する12の木造天守のうちの一つです。現存天守の中で最も小規模な天守ですが、石落としや素木の格子など凝った意匠は見ものです。

丸亀城天守の内部は有料(大人 200円 )で見学できます。
詳しくは丸亀市のウェブサイト(天守観覧時間・入城料)でご確認ください。

亀山
亀山の山上からは高石垣と丸亀の町が一望できます。

アクセス


【電車でのアクセス】
JR丸亀駅から徒歩約15分。
【車でのアクセス】
下の地図の場所に丸亀城駐車場(無料)があります。
土日は混雑することも多いようですので、その場合は近くに市営駐車場やコインパーキングが多くありますので、そちらを利用したほうがよいかもしれません。

訪問日:2023年1月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、丸亀城についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。




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