【町並み感動度】 |
町並み保存度
|
コンパクトではありますが、古い町並みがまとまって軒を連ねており見ごたえがあります。 | |
町並みの規模
|
規模はそれほど大きくなく、道沿いの約250mの範囲に町並みが集中しています。 | |
観光魅力度
|
観光化はされていませんが、風情ある町並みが自然な形で残されています。 |
吉久は、江戸時代に加賀藩の年貢米を保管する「御蔵」の設置にともない、1655年に放生津往来沿いに吉久新村が新たに作られ、もとの吉久村とともに発展しました。
伏木湊から大坂や江戸へ藩米を運ぶ「北前船」の流通拠点となった吉久は、高岡の生活物資を取引する場としても発展し、加賀藩の経済に重要な役割を果たしました。
明治時代に御蔵は廃止されましたが、吉久の有力な地主や商人たちは米流通の経験を活かし、米の売買や倉庫業に進出して成功しました。
米商を営んだ能松家、有藤家、丸谷家(旧津野家)は、現在では国の登録有形文化財に指定されています。
現在においても吉久には、江戸末期までに形成された地割とともに、江戸末期から近代に建てられた当地域特有の切妻造平入の町家がよく残されており、2020年(令和2年)には吉久伝統的建造物群保存地区として重要伝統的建造物群に選定されました。
目次 ・アクセス |
【電車でのアクセス】
万葉線(路面電車)の高岡駅から越ノ潟行に乗車し「新吉久(もしくは吉久停留場)」停留場まで約25分。
新吉久停留場(もしくは吉久停留場)から徒歩約5分
【車でのアクセス】
観光に使用できる駐車場がなく、高岡駅周辺のコインパーキングからのパークアンドライドがお勧めです。
訪問日:2024年10月
最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、吉久の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。