-
ホーム
-
古い町並み
-
柳井の町並み(山口県柳井市)
柳井の町並み(山口県柳井市)

町並み保存度
|
|
切れ目なく古い町屋が続く本町通りの町並みは見事です。
|
町並みの規模
|
|
東西約200メートルにわたる通りの両側に町並みが続いています。
|
観光魅力度
|
|
車通りの少ない整備された美しい町並みを静かに散策できます。醤油などの名産もあり観光を楽しめます。
|
柳井は瀬戸内海の舟運を利用した市場町として形成され、古くから瀬戸内海の要衝として繁栄していました。
1601年(慶長6年)に吉川広家が岩国の城下町を建設する際に、柳井の有力商人を移住させ柳井町を設立しました。
本町通りに面した町家の多くは妻入り本瓦葺の二階建てで漆喰壁の白壁に深い陰影をつけた重厚な造りが特徴です。
柳井の町並みは意匠的にすぐれ現在においても保存状態もよく残されており、1984年(昭和59年)には柳井市古市金屋伝統的建造物群保存地区として保存地区に指定されました。
保存地区は柳井津で最も古くから開かれた古市金屋地区に残る本町通りの東西約200メートルの両側の町並みと掛屋(かけや)小路の家並みになります。
柳井津 白壁の町並み

本町通りの東西約200メートルの両側の町並みが広がります。
多くは妻入り本瓦葺の二階建てで、漆喰壁の白壁に深い陰影をつけた重厚な造りになっています。
軒先には柳井の民芸品「金魚ちょうちん」が飾られています。とてもよく整備された美しい町並みです。
国森家住宅

国森家は1800年頃から油商を営む豪商で、この住宅は1768年(明和5年)頃に建てられたと伝えられています。柳井津の商家を代表する美しい白壁の土蔵造りで、店先に土戸をはめる仕組みなど、防火の工夫がされています。
商家博物館 むろやの園

商家博物館 むろやの園
1688年(元禄元年)に創業した油商の屋敷で、総面積は2400uあり江戸時代の商家の屋敷として国内屈指の広さといわれています。現在は「商家博物館 むろやの園」として公開されています。入館料 大人450円
掛屋小路

この小路に掛屋という金融業を営んだ商家があったことから「掛屋小路」と名づけられました。柳井川から荷揚げした商品を運ぶ道としても使用されていました。
木地屋小路

木地屋という商家の屋号をとって名づけられました。木地屋は貞末と言う柳井の代表的な産物である木綿の問屋でした。
やない西蔵と醤油蔵

やない西蔵(写真左)と甘露醤油資料館(写真右)
やない西蔵は、大正時代末期に建築された白壁土蔵造りの建物で、1980年(昭和55年)頃までは醤油蔵として使用されていました。現在はギャラリー及び体験工房として使用されています。
甘露醤油資料館(佐川醤油蔵)
この建物は江戸時代の中期から後期にかけて酒蔵として建てられたもので、江戸時代からの建築様式をそのまま残しています。1872年(明治元年)にこの場所に移築されてから醤油蔵となりました。天明年間(1780年代)に柳井の醸造家によって創られた醤油は「甘露醤油」と呼ばれ柳井の名産となっています。
「柳井」の地名の由来となったお寺、柳井山湘江庵

柳井山 湘江庵
「柳井」の地名の由来となったお寺です。
柳と井戸
満野長者の娘般若姫が不老長寿の楊枝を井戸のそばに挿すと一夜にして芽がでてやがて大きな柳の木になったという伝説が残されています。「柳井」の地名は、この柳と井戸の伝説によって付けられたそうです。現在の柳の木は2005年(平成17年)に植え替えられた五代目の木になります。
アクセス

【電車でのアクセス】
JR柳井駅から徒歩約7分です。
【車でのアクセス】
下の地図の場所に無料の観光客専用駐車場があります。
訪問日:2022年11月
最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、柳井についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。