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吹屋の町並み(岡山県高梁市)


2025年10月13日
古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 岡山県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★94

町並み保存度
★★★★★
★★★★★98
ベンガラ格子と石州瓦による赤褐色の重厚な商家の町並み見事に残されています。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★90
小さな集落ではありますが、集落のほぼ全てが伝統的な家屋で構成されています。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★94
山中に忽然とある小さな集落でお土産店なども少ないですが、それだけにありのままの町並みを見学できます。

吹屋は、江戸時代中期ごろから幕府直轄の吹屋銅山を中心とした鉱山町として発展しました。
そして幕末から明治にかけては、銅だけでなく、硫化鉄鉱石を酸化・還元させて人造的に作るベンガラ(酸化第二鉄)の生産における日本唯一の大規模産地として大いに繁栄しました。

最盛期には、銅山で働く人が1,200人にも達したと言われています。標高550mの山間にありながら、ベンガラ格子と石州瓦が連なる赤褐色の重厚な商家の町並みは、当時の栄華を今に伝えています。

1977年(昭和52年)には、岡山県で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、現在は石州瓦とベンガラ漆喰壁の赤い町並みで知られる観光地となっています。


目次

吹屋の町並み


吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
中国山地の標高550mの山間に忽然と存在する吹屋の町は、ベンガラ生産やその原料であるローハで巨富を得た豪商たちによって造られました。

吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
吹屋は、明治時代に三菱・岩崎弥太郎の経営で銅山が最盛期を迎え、同時にベンガラ(赤色顔料)の産地としても全国一の繁栄を誇りました。ベンガラは絵の具や陶器、染織、防腐剤など幅広く使われ、化学顔料が登場するまでは吹屋がほぼ独占していました。

吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
赤銅色の石州瓦とベンガラ漆喰壁の外観で統一された赤い町並みは他に類を見ないものになっています。

吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
町並みは下谷・下町・中町・千枚から成り、特に中町では郵便局や商店まですべてが赤褐色の景観に統一され、入母屋造やなまこ壁、ベンガラ格子など堂々とした建物が並びます。

吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
13年ぶりに吹屋を訪れましたが、道や建物の整備が進み映画のセットのようにきれいになっていました。ベンガラの町並みは他には見られない独特の雰囲気があります。「ジャパンレッド発祥の地」として文化庁の日本遺産に選定されています。

田村家|吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)

弁柄の窯元、長尾家


長尾家|吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
弁柄の窯元、長尾家は、江戸期には鉄・油等の問屋、酒造業を営んでいました。この建物は1700年代末頃に建てられた後、幕末・明治・大正頃に増改築されたものです。

旧片山家住宅


旧片山家住宅(国指定重要文化財)|吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
旧片山家住宅は、江戸時代後期に建てられた商家で、主屋と付属屋あわせて5棟が国の重要文化財に指定されています。建物は石州瓦葺きで、主屋は切妻造平入となっており、当時の商家の姿をよく残しています。

茅葺屋根の建物


茅葺屋根の建物|吹屋ふるさと村(岡山県高梁市)
築約140年の茅葺屋根の建物もよい状態で残されています。

吹屋小学校校舎


旧吹屋小学校|吹屋の町並み(岡山県高梁市)
旧吹屋小学校は、20世紀初頭に建てられた擬洋風の校舎で、2003年(平成15年)には県の重要文化財に指定されました。現役当時は、日本で最も古い現役の小学校校舎として知られていましたが、児童数の減少により、2012年(平成24年)3月末で閉校となりました。その後、校舎は文化財として保存されることになり、耐震補強を含む解体修理が2015年(平成27年)から始まり、2022年には観光施設として新たに公開されました。

本山山神社から


本山山神社
本山山神社から吹屋の町並みを見渡すことができます。

アクセス


【バスでのアクセス】
まずはJR伯備線で備中高梁駅へ行きます。
備中高梁駅か備北バスの「吹屋行き」バスに乗ります。所要時間は約 55〜60 分程度です。
詳しくは高梁市吹屋観光協会(公式ホームページ)でご確認ください。

【車でのアクセス】
下の地図の場所の「吹屋ふるさと村 下町観光駐車場」(無料)を利用できます。





訪問日:2025年8月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、吹屋の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。


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コメント
裕人 2025/10/15 21:44
吹屋はベンガラの一体感が何とも言えないですね。ロケ地にでもしてみたいと思うぐらいの町並みです。
自分は、2度訪れましたが旧吹屋小学校が工事中の時でしたので、室内を観覧していません。写真を見て良さを保ちつつ綺麗になってよかったと思います。プールも再生されて子どもたちがここで泳いでいたと思われるような情景が浮かびますね。


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なおきち(古旅管理人)
2025/10/16 18:24
WEB
吹屋の町並みは唯一無二ですね。以前訪れたときには老朽化が進んでいる建物も多いように感じ、少し心配しましたが、今は町並みがきれいに整備されて、新しい宿やお店も増えて活気づいているように思いました。
小学校のプールは廃校になった後、水の管理負担を減らすために大部分を埋めて池として利用されるようになったようです。
夜になると校舎がライトアップされて、この池に校舎が水面に映るそうで、きっときれいだと思います。  



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