古旅 日本の古い町並み

寺町寺院群とにし茶屋街(石川県金沢市)


2024年10月30日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 石川県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★67

町並み保存度
★★★★★
★★★★★70
旧鶴来道沿いには歴史ある寺院が数多く残されています。
西茶屋街は規模は小さいものの見事な町並みを見ることができます。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★60
町並みの規模はあまり大きくありません。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★70
にし茶屋街では風情ある町並みを、寺町台地では寺院巡りを楽しめます。

旧北国街道(国道157号)が南北に通る地域の南側に広がる寺町台地には、慶長期から延宝期(1596〜1681年)にかけて多くの寺院が建てられました。
この地域は、加賀藩主前田家墓地に至る旧野田道沿いに形成された「野田寺町」と、白山参拝への旧鶴来道沿いに形成された「泉寺町」から構成され、現在は「寺町台伝統的建造物群保存地区」として保存されています。

また寺町台のすぐ近くには「にし茶屋街」があります。「ひがし茶屋街」などと比較すると規模は小さいものの風情ある素晴らしい町並みが残されています。


目次

寺町寺院群


国泰寺
国泰寺
国泰寺(こくたいじ)は、臨済宗国泰寺派の寺院で、もとは金沢市の長土塀にありましたが、創建の年代は不明です。江戸時代には加賀藩主・前田家の菩提寺として栄えましたが、明治時代の廃仏毀釈により衰退し、現在の寺町に移転しました。

妙立寺(忍者寺)
妙立寺(忍者寺)
正久山妙立寺は、1643年(寛永20年)に創建された日蓮宗のお寺です。日蓮聖人の弟子である日像上人が作ったとされる祖師像が安置されており、古くから前田家の祈願所として信仰を集めてきました。この寺が特に有名なのは、複雑な建築構造にあります。多くの階段や迷路のような廊下があり、その独特な構造は全国的にも珍しいもので、通称忍者寺とも呼ばれています。

願念寺
願念寺
松尾芭蕉や小杉一笑ゆかりの寺である願念青寺は、俳人小杉一笑の菩提寺です。境内には一笑を偲んで建てられた「一笑塚」があり、元禄2年(1689年)に松尾芭蕉が訪れ、一笑の追悼会で詠んだ「つかもうごけ我泣く声は秋の風」という句碑もあります。

寺町台の町並み

にし茶屋街


にし茶屋街
にし茶屋街は、藩政期に北国街道の金沢城下への入口にあたり、お茶屋が並んでいた場所です。1820年(文政3年)に加賀藩の許可を得て、「ひがし茶屋街」と共に開かれ、賑わいを見せました。

にし茶屋街
1880年(明治13年)の大火で一帯が焼失しましたが、その後も一階に出格子を備えた伝統的なお茶屋建築が再建され、現在まで続いています。今でも夕方には芸妓が行き交い、笛や三味線の音が聞こえる情緒あふれる街並みです。

アクセス


【電車でのアクセス】
北陸鉄道石川線の始発駅である野町駅から徒歩約7分
【車でのアクセス】
下の地図の場所に有料駐車場(にし茶屋観光駐車場)があります。
普通自動車 最初60分350円 以降30分150円
※休業日:無休 営業時間:午前9時〜午後10時
※右折での入場はできません。



訪問日:2024年10月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、寺町寺院群と西茶屋街についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。




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