古旅 日本の古い町並み

MENU

佐々並の町並み(山口県萩市)


2025年8月25日
古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 山口県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★70

町並み保存度
★★★★★
★★★★★90
山間の農村集落に宿場の町並みが見事に残されています。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★60
小さな集落のため規模はそれほど大きくありません。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★60
土産店や飲食店はほとんどありませんが、自然豊かな町並みをゆったりと散策できます。

佐々並市(ささなみいち)は、萩市南部に位置する旧旭村の南端にある農村集落です。かつて萩城下町と三田尻(防府市)を結ぶ最短で結ぶ「萩往還」の中間点にあたり、参勤交代の際には藩主が休息する御茶屋を中心に、宿駅としての機能を持ち栄えました。
佐々並市の町並みは、江戸初期に農業を基盤としながら、萩往還の整備とともに宿駅町として成立しました。近年に至るまで町割に大きな変化はなく、当時の特徴を示す建築物が数多く現存しています。その価値が評価され、平成23年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


目次

萩往還の宿駅として栄えた佐々並市(ささなみいち)


中ノ町、上ノ町の町並み


佐々並の町並み(山口県萩市)
佐々並は、街道沿いの市場町であったため佐々並市(ささなみいち)と呼ばれています。農村集落である佐々並市ですが、萩城の城下町と防府市の三田尻を結ぶ萩往還の中間に位置していることから、参勤交代などの際に藩主が休息する御茶屋を中心とした宿場としても集落として栄えました。

佐々並の町並み(山口県萩市)
1606年(慶長11年)に藩主が休息するための「御茶屋」が設けられたことを契機に、上ノ町から中ノ町を経て西岸寺に至るまで、62軒からなる町並みが一挙に形成されました。

佐々並の町並み(山口県萩市)
往還沿いに混在する茅葺や赤褐色の桟瓦葺の主屋が周囲の棚田などと一体となって町並みを形成しています。

佐々並の町並み(山口県萩市)
農業を営みながら宿を提供する家も多く、上級武士が休息した「御客屋」の建物や、人馬や駕籠の調達を行った「目代所」の跡が現在も残されています。

佐々並の町並み(山口県萩市)
中ノ町では醤油や豆腐の製造が行われるなど各種の商売が営まれていました。

佐々並の町並み(山口県萩市)
台山から佐々並市の町並みを一望できます。

佐々並川対岸にある久年集落


佐々並の町並み(山口県萩市)
佐々並川対岸にある久年集落は、佐々並川に架かる大橋の北側橋詰めから西岸寺の門前まで、南北に延びる往還の両側に形成されました。江戸時代を通じて、東側に12筆、西側に12筆の宅地が並び、茅葺き平屋建ての民家が建ち並んでいました。

佐々並川対岸にある久年集落
久年集落では農業を営む一方で、佐々並市における宿駅機能のうち「人馬送り役」を担い、西岸寺を人馬配所として、江戸時代を通じて宿駅としての役割を果たしてきました。

佐々並の町並み(山口県萩市)
佐々並市集落の北端。萩往還はここからは萩方面に向かう石畳の道になります。

アクセス


【バスでのアクセス】
JR山口駅からJRバス「防長線・秋吉線(佐々並・明木・萩方面)」に乗車。
佐々並バス停まで約40分です。
時刻表や運賃など詳しくはJRバス中国株式会社のウェブサイトでご確認ください。

【車でのアクセス】
下の地図の場所の萩市佐々並支所(旭活性化センター)の駐車場(無料)を利用できます。





訪問日:2025年5月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、佐々並の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。


ページ上に戻る
コメント
裕人 2025/08/26 20:53
佐々並については道の駅を行ってから素通りしていました。自分もあまり調べて行かなかったです。
小さな範囲に茅葺屋根があったであろう民家や町並みは残っているのでいいですね。特に台山からの町並みを一望できる風景はきれいですね。

返信コメントを書く
メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。
コメント *
お名前 *

サイト

メール

下に表示されている番号を入力してください。


 


なおきち(古旅管理人)
2025/08/27 07:02
WEB
佐々並の町並みはすごくよかったです。
古い写真を見ると茅葺き屋根が多く、当時からはかなり変わっているようですが、この地方特有の石州瓦の屋根が、独特の趣ある雰囲気を醸し出していました。ただ、空き家が多い印象で、少し心配でもあります。何とか維持して頂けるといいのですが…

裕人 2025/08/28 01:40
石州瓦の雰囲気がいいので残ってほしいですが、意外と空き家が多いのですね。残念です。
ちなみにはやし屋旅館がこちらにありまして、江戸時代当時から現在までただ一軒残る旅館であり、佐々並市を代表するささなみ豆腐のフルコースを味わえるらしいです。館内は木造の味わいあり、特徴的な廊下と大きな窓から中庭が見えるらしいです。最近予約フォームで予約できるようになったとのことです。全然知りませんでした。

返信コメントを書く
メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。
コメント *
お名前 *

サイト

メール

下に表示されている番号を入力してください。


 


なおきち(古旅管理人)
2025/08/28 04:18
WEB
ささなみ豆腐のことは私も気になっていました。
はやし屋旅館は1日1組限定の宿のようですね。いい感じの旅館ですね。
夜の雰囲気もきっといいんだろうなと想像します。
こういう宿に宿泊してゆったりと過ごす旅をしてみたいです。



コメントを書く
メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です。
コメント *
お名前 *

サイト

メール

下に表示されている番号を入力してください。












ページ上に戻る

furutabi.com