古旅 日本の古い町並み

真壁の町並み(茨城県桜川市)


2024年6月22日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 茨城県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★53

町並み保存度
★★★★★
★★★★★60
連続して続くような町並みではありませんが、見世蔵や土蔵や町屋、薬医門や板塀など様々なタイプの伝統的な建造物が数多く残されています。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★60
古い町並みの範囲はそれほど大きくありませんが、登録有形文化財が数多く残されています。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★50
観光客向けのお店などはあまりありませんが、伝統的な建造物以外にも昭和のレトロな商店が多く街歩きを楽しめます。

真壁の歴史は古く、約400年にわたってこの地を支配した真壁氏の城下町として発展しました。
江戸時代になると、真壁は笠間藩の一部となり真壁城は廃城となりますが、木綿市を中心とする在郷町として繁栄しました。
この地域には現在も江戸時代からの町割りが残り、見世蔵や土蔵や町屋など104棟の登録有形文化財をはじめ多くの伝統的な建物が建ち並んでおり、2010年(平成22年)には重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


目次

真壁の登録有形文化財


中村家
中村家
1913年(大正2年)の建築。2階の観音扉の窓が特徴的です。外壁は漆喰塗の上に簓子下見という板張りが施されています。

潮田(うしおだ)家
潮田(うしおだ)家
潮田家はかつて呉服太物商を営んでいた家系で、見世蔵は1910年(明治43年)の建築です。存在感のある重厚な黒漆喰塗の建物が目をひきます。

山中家
山中家
山中家は間口13.5mの規模を持つ木造平屋建の建築で明治時代に建てられました。欅材で造られた大きな門口が印象的です。

中村家
中村家
当主で19代目となる中村家は真壁で最も古い旧家の一つされています。同家に残る資料によると1667年(寛文9年)にはこの地で繰綿を扱う仲買人を営んでいたことが分かっています。明治期以降は地主として酒造業、穀物商を営み、戦後は砂糖の卸売を1996年(平成8年)まで行っていました。

関根家
関根家
関根家は1875年(明治8年)に建てられた商家で、開放的な下屋をもつ商家らしい建物です。

村井醸造
村井醸造
村井醸造は江戸中期に北関東に進出した近江商人によって営まれた酒蔵のひとつで、店舗と脇蔵は明治時代の建築です。

伊勢屋旅館
伊勢屋旅館
料亭「勢州楼」として明治中期に建てられた建物です。現在は旅館業に転換して営業を続けれらています。

塚本茶舗脇蔵
塚本茶舗脇蔵
風化の具合がなんとも味わい深いこの建物は飯塚家が建てた文庫蔵で明治中期には存在していたようです。昭和10年代に現在の家主である塚本家が購入し、茶葉の倉庫として使用されています。

アクセス


【電車でのアクセス】
JR水戸線・岩瀬駅からタクシーで約15分
真壁へのアクセスについて詳しくは桜川市観光協会のウェブサイトでご確認ください。
【車でのアクセス】
下の地図の場所に無料駐車場(高上町駐車場)があります。
※イベント時には有料になることもあるようです。



訪問日:2023年10月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、真壁の町並みについての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。




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