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神戸北野異人館街(兵庫県神戸市)


2025年9月18日
古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 兵庫県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★60

町並み保存度
★★★★★
★★★★★50
かつては約200棟あった異人館も、神戸大空襲や阪神淡路大震災などよって減少し、現在ではわずか20棟ほどが残るのみです。
しかし、それぞれの異人館は今も個性的な趣をあり、異国情緒を感じる町並みが保存されています。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★50
異人館街の範囲はそれほど大きくありません。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★80
それぞれの異人館では工夫を凝らした様々な展示があり、博物館めぐりのように楽しめます。
ただし、拝観料は一般的な町並み資料館と比較すると高めになっていますので、事前にご確認ください。

1858年(安政5年)、日米修好通商条約の締結によって日本の鎖国は終わると、1867年(慶応3年)の神戸港開港に合わせて、港の近くに外国人居留地が設けられました。
英国人土木技師 J.W.ハートの都市計画に基づいて西洋商館が次々と建てられ、1873年(明治6年)には126区画が整然と整備され、この街は「東洋で最も美しい」と称えられました。

1887年(明治20年)頃になると、経済的に安定した外国人たちは見晴らしのよい山手に移り住むようになりました。
初期の居留地では商館・店舗・倉庫・ホテルなど職住一体の建物が多かったのに対し、山手の洋館は住居専用として建てられたのが特徴です。
現在、北野町に残る異人館は、明治中期から大正初期にかけて外国人建築家によって設計された木造洋館です。

異人館の保存が本格化したのは1970年代以降で、住民や商業者が協力して通りに愛称を付けるなど景観保全の動きが広がり、1980年(昭和55年)には国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。
1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けましたが、全国からの支援で修復が進められ、現在も観光地として多くの人々を魅了しています。


目次

神戸・北野町の異人館


洋風長屋(仏蘭西館)


神戸北野異人館街(兵庫県神戸市)
洋風長屋は1908年(明治41年)に建てられた旧ボシー邸で、外国人向けの二世帯住宅でした。寄棟屋根に下見板張り、白い外壁が特徴で、当時を代表する洋館様式です。

ベンの家(旧フェレ邸)


神戸北野異人館街(兵庫県神戸市)
ベンの家(旧フェレ邸)は明治末期に建てられました。外壁は当初の下見板張りからモルタル仕上げに改められており、赤レンガの塀にはドイツ製の煉瓦が使われています。

旧ドレウェル亭(ラインの館)


旧ドレウェル亭(ラインの館)
ラインの館は1915年(大正4年)に建てられた木造2階建ての洋館です。 外壁は下見板張りにオイルペンキ塗りで、ベランダや出窓(ベイ・ウィンド)など、明治時代の異人館の特徴をよく残しています。1978年(昭和53年)に一般公開される際、公募で「ラインの館」という名前がつけられました。

風見鶏の館(旧トーマス邸)


風見鶏の館(旧トーマス邸)
1904年(明治37年)にドイツ人貿易商、トーマス氏の住宅として建てられた異人館で、煉瓦造りの外観と、屋根の風見鶏を特徴とし「風見鶏の館」と呼ばれています。国の重要文化財に指定されています。

萌黄の館(旧アメリカ総領事ハンター・シャープ邸)


萌黄の館
風見鶏の館の西にあるこの館は1903年(明治36年)にアメリカ総領事ハンター・シャープ氏の邸宅として建築されたもので「萌黄の館」として知られています。重厚なネオ・バロック様式の風見鶏の館に対し、軽快な典型的コロニアル様式の建築で、1980年には国の重要文化財に指定されました。

うろこの家(旧ハリヤー邸・明治期築/大正期移築)


うろこの家(旧ハリヤー邸・明治期築/大正期移築)
国指定登録有形文化財で、神戸で最初に公開された代表的な異人館です。明治期に商館として旧居留地に建てられ、その後、外国人専用の高級借家として現在地に移築されました。外壁を覆う天然石スレートが魚の鱗のように見えることから、「うろこの家」と呼ばれています。

北野外国人倶楽部(旧フリューガ邸・明治後期築)


北野外国人倶楽部(旧フリューガ邸・明治後期築)
かつて「ライオンハウス3号館」と呼ばれた建物で、開港当時の外国人社交倶楽部を再現しています。

北野外国人倶楽部(旧フリューガ邸・明治後期築)
内部は様々な貴重なものが展示されており興味深いものになっていました。

デンマーク館(旧ヨハン・フラウベルト邸跡)


デンマーク館(旧ヨハン・フラウベルト邸跡)
バイキングやアンデルセンなどのデンマークの歴史と文化を紹介するミュージアムになっています。

ウィーン・オーストリアの家(旧W.クンツェ邸跡)


オーストリアの家への門

オーストリアの家(旧W・クンツェ邸跡)
18〜19世紀の貴族の家を再現した館内になっています。オーストリアの文化の紹介とモーツァルトにまつわる品々が展示されています。

アクセス


【電車でのアクセス】
阪急神戸線「三宮」駅・阪神本線「神戸三宮」駅・JR神戸線「三ノ宮」駅、何れか下車、北野坂を歩いて約15分
新幹線をご利用の方は「新神戸」駅から徒歩約10分

【車でのアクセス】
周辺にコインパーキングが多数あります。時期、時間帯によっては満車のところが多くなりますので、事前にご確認の上ご利用ください。
北野異人館周辺の駐車場(NAVITIME)





訪問日:2025年9月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、神戸北野異人館街についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。


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コメント
裕人 2025/09/20 10:01
この界隈は外国人も多くミニ万博会場みたいなところですね。近くにダルビッシュ有の記念館がありますので、そのついでに食事をしたり買い物したりして訪れましたが、女性にとってはいいでしょうね。
洋館もなかなか見ることがないので、家具や食器などの調度類も鑑賞させてもらいました。各国の雰囲気がわかる建物も残してもらいたいですね。

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なおきち(古旅管理人)
2025/09/20 12:59
WEB
ミニ万博会場…本当にそんな感じです。
神戸のこの辺りは馴染み深い場所で何度も来ていましたが、何となく自分の趣味ではない気がして異人館の中には入っていませんでした。
チケット売り場ではパワースポットに関する案内が中心だったので、少し違和感を感じながらも異人館巡りをすると、建築はさることながら展示品の数々が素晴らしく時間を忘れて見入ってしまいました。
昔と比べて人が少なくなっているようですが、おしゃれな雑貨屋さんやカフェなども多くいいところですね。



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