古旅 日本の古い町並み

主計町茶屋街の町並み(石川県金沢市)


2022年7月21日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 石川県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★83

町並み保存度
★★★★★
★★★★★88
明治から昭和初期の希少な茶屋様式の町屋が多く残されており、連続した古い町並みは圧巻です。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★70
北側の浅野川と南側の丘の間の狭いエリアで規模は大きくありませんが、少し暗く細い路地が主計町の魅力になっています。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★90
ひがし茶屋街から近く、合わせて観光できます。割烹や、お洒落な町家カフェもあります。

主計町茶屋街


主計町(かずえまち)茶屋街は、ひがし茶屋街、にし茶屋街とともに金沢三大茶屋街の一つに数えられ、東山ひがし(ひがし茶屋街)と主計町茶屋街はともに重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

主計町茶屋街は明治から昭和初期にかけて栄え、現在も希少な茶屋様式の町屋が多く残されており、金沢の主要な観光地となっています。
北側の浅野川と南側の丘に挟まれた細長いエリアという地形的な要素も「ひがし茶屋街」とはまた異なった魅力となっています。
かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通ったといわれる「暗がり坂」や鮮やかなベンガラ色の千本格子が続く細い路地は情緒たっぷりです。


目次

主計町茶屋街の細い路地
ひがし茶屋街とは趣が異なり、このような細い路地が主計町茶屋街の特徴です。

主計町茶屋街の鮮やかなベンガラ色の千本格子
鮮やかなベンガラ色の千本格子が続く細い路地に琴の音が聞こえていました。

あかり坂
あかり坂
人がやっとすれ違えるほど狭い路地の奥に「あかり坂」の階段が見えます。主計町茶屋街には二つの石段坂があり、もう一つは古くから「暗がり坂」と呼ばれていましたが、こちらには名前がありませんでした。「あかり坂」という名前は2008年(平成20年)に作家の五木寛之氏によって小説『金沢あかり坂』の中で名付けられました。

暗がり坂
暗がり坂
かつて旦那衆が人目を避けて茶屋街に通ったといわれる「暗がり坂」の入り口。石段を下りると主計町茶屋街です。

鮮やかなベンガラ色の建物
花街を鮮やかに彩るベンガラ色の建物が続きます。インドのベンガル地方の赤色顔料を用いたことから「ベンガラ(弁柄)」と呼ばれているそうです。ベンガラには木材の防腐効果があり雨の多い金沢において理にかなった素材でもあります。

主計町茶屋街の情緒のある細い路地
情緒のある細い路地にベンガラの千本格子が独特の雰囲気を醸し出しています。

主計町茶屋街の美しい路地
主計町茶屋街の美しい路地

浅野川と主計町茶屋街
細い路地から浅野川沿いに出ると石畳の解放感のある通りが広がります。

アクセス


※主計町茶屋街は「ひがし茶屋街」「卯辰山山麓寺院群」と隣接した寺院群ですので、併せて観光されることをお勧めします。


【電車でのアクセス】
JR金沢駅から徒歩約25分
【車でのアクセス】
金沢東IC・金沢森本ICから約15分、金沢西ICから約25分
【駐車場】
近隣にコインパーキングがいくつかあります。

歩くことが苦にならない方は、金沢城周辺の駐車場(下記など)に止めたまま、金沢の街を歩かれることをおすすめします。料金や時間等は直接ご確認ください。

兼六駐車場 金沢市小将町1-53 TEL.076-263-1814
[普通車] 最初の1時間350円 超過30分毎150円

石引駐車場 金沢市石引4丁目380番 TEL.076-223-2285
[普通車] 最初の1時間まで30分毎100円 以降超過30分毎100円
※7:00〜10:00に入庫し、18:00までに出庫した場合最大900円



訪問日:2022年5月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、主計町茶屋街(石川県金沢市)についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。




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