【町並み感動度】 |
町並み保存度
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屋根はトタンに葺き替えられたものがほとんどではありますが、この地域の養蚕農家に特徴的な「突き上げ屋根」を持つ十数軒の古民家が現存しています。 | |
町並みの規模
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家並みが見られる地域はそれほど大きくありませんが、周辺には歴史ある寺院や神社があり畑の中の道を散策できます。 | |
観光魅力度
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観光化はほとんどされていませんが、自然豊かな農村風景の中の散策を楽しめます。 |
江戸時代、上条集落は主に畑作を中心とした山村集落として発展しましたが、明治時代中期になると政府の奨励策により養蚕が盛んに行われるようになりました。
養蚕を行うために、江戸時代に建てられた茅葺の切妻造の家には、特徴的な「突き上げ屋根」が追加されるようになり、さらに昭和時代中期までには、棟に越屋根をつけた桟瓦葺(さんがわらぶき)の切妻造の家も建てられ、この地域ならではの家並みが形成されました。
これらの家々は、現在も、周囲の自然環境と調和しながら、明治時代以降の養蚕の歴史を伝えており、2015年(平成27年)には「甲州市塩山下小田原上条伝統的建造物群保存地区」として重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
目次 ・アクセス |
【電車でのアクセス】
JR中央線「塩山駅」からタクシーで約15分
【車でのアクセス】
下の地図の場所(福蔵院の前)に無料駐車場(上条集落見学者駐車場)があります。
訪問日:2024年9月
最後まで見ていただきありがとうございます。
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