古旅 日本の古い町並み

伊根の舟屋(京都府与謝郡伊根町)


2022年6月23日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 京都府

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★92

町並み保存度
★★★★★
★★★★★80
戦後の建物が中心ではありますが、この地域でしか見られない舟屋群が見事に維持されています。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★100
伊根浦に沿って広範囲に舟屋群が続きます。2000年時点で238棟の舟屋が確認されています。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★95
伊根独特の伊根浦と舟屋群は一見の価値があります。また飲食店や遊覧船などもあり観光を楽しめます。

伊根の舟屋(いねのふなや)とは1階に船の収納庫をもち、その上に住居を備えた伊根地区独特の伝統的な建物です。
約90%の舟屋は切妻造りの切妻面を海に向けており、二階建ての建物が伊根湾の海面にせり出して湾を取り囲むように立ち並んでいます。
舟屋は江戸時代中期から存在していますが、そのころは草葺でした。現在の舟屋の切妻造りの屋根形式の景観は明治にはじまり現在においても維持されています。
水際ぎりぎりのところに建てられた舟屋群をみると波や干潮が心配になりますが、伊根湾は「日本海でありながら南向きであること」や「青島によって湾の出入口が閉じられていること」で波がほとんどなく干満差が少ないといった独特の環境によって可能になっているようです。

主屋は、平入り広間型三間取りの丹後型と呼ばれる形式で、戦後に建てられたものが中心であるのに対し、蔵は桟瓦葺きの切妻造りで、土蔵であるため防火性が高く、江戸から明治の建物が多く残っています。


目次

伊根町伊根浦重要伝統的建造物群保存地区


多くの舟屋は切妻面を海に向けており、二階建ての家屋が伊根湾を囲むように軒を連ねています。
多くの舟屋は切妻面を海に向けており、二階建ての家屋が伊根湾を囲むように軒を連ねています。

伊根湾内は波がほとんどなく湖のようです。干満差も非常に少ないそうです。
伊根湾内は波がほとんどなく湖のようです。干満差も非常に少ないそうです。

家屋の1階部分の舟が入るスペースが設けられています。
家屋の1階部分の舟が入るスペースが設けられています。

二階建ての建物が軒を連ねます。
二階建ての建物が軒を連ねます。

舟屋のほかにこのような蔵も多くみられます。
舟屋のほかにこのような蔵も多くみられます。

古い木製の舟が残されている舟屋がありました。床は船を引き上げるために傾斜しています。
古い木製の舟が残されている舟屋がありました。床は船を引き上げるために傾斜しています。

戦後の建物が中心のようですが、とても趣があります。
戦後の建物が中心のようですが、とても趣があります。

伊根湾に沿って町並みもカーブします。右が海側になります。
伊根湾に沿って町並みもカーブします。右が海側になります。

大規模な町並みで端から端まで歩くとかなりの距離になります。
大規模な町並みで端から端まで歩くとかなりの距離になります。

主屋は戦後のものが多いですが、蔵は江戸や明治に建てられたものが多いようです。
主屋は戦後のものが多いですが、蔵は江戸や明治に建てられたものが多いようです。

伊根浦と舟屋群。非常にきれいに保たれています。このような景色はここでしか見られません。
伊根浦と舟屋群。非常にきれいに保たれています。このような景色はここでしか見られません。

静かで透明度の高い海の底にはウニやヒトデがたくさんいました。
静かで透明度の高い海の底にはウニやヒトデがたくさんいました。

アクセス


【バスでのアクセス】
丹後海陸交通路線バスで天橋立駅から伊根まで約60分
丹後海陸交通路線バスで宮津駅から伊根まで約65分
詳しくはこちら(伊根町観光協会)でご確認ください。
【車でのアクセス】
下の地図の場所に有料駐車場(伊根浦公園駐車場)があります。
8:00〜21:00 30分/100円(最初の入庫後30分無料)
21:00〜8:00 30分/200円



訪問日:2022年5月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、伊根の舟屋についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。




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