古旅 日本の古い町並み

彦根城下町の町並み(滋賀県彦根市)


2024年11月27日  古い町並み , 重要伝統的建造物群保存地区 , 滋賀県

【町並み感動度】
★★★★★
★★★★★87

町並み保存度
★★★★★
★★★★★80
河原町には往時の町並みが見事に残されながらも、現在も自然な生活感の感じられる味わい深い町です。
町並みの規模
★★★★★
★★★★★90
河原町芹町地区には、約780メートルにわたって切妻造・瓦葺・2階建ての伝統的な町家が建ち並んでおり、大変大規模なものになっています。
観光魅力度
★★★★★
★★★★★90
河原町芹町地区の古い町家が連続した町並みは素晴らしく、また国宝の彦根城、その前の夢京橋キャッスルロードなど、魅力的な観光地になっています。

彦根の城下町は、元和期(1615年〜1624年)に三重の堀を巡らせることで骨格が定まり、寛永期(1624年〜1644年)にかけて整備されたものです。

中でも、彦根城の城下町の南東に形成されたかつての町人地である彦根市河原町芹町地区は、約780メートルにわたって短冊形に区画された敷地が広がり、その上に切妻造・瓦葺・2階建ての伝統的な町家が建ち並んでいます。

現在においても古い町並みが程度良く残されていることから、2016年(平成28年)に彦根市河原町芹町地区は重要伝統的建造物群に選定されました。


目次

彦根市河原町芹町地区の町並み


彦根市河原町の町並み
彦根市河原町には2階部分を「つし2階」とし、虫籠窓を備えるものが多く見られ、一部の町家には袖うだつも設けられており、独特の風情を醸し出しています。

彦根市河原町芹町地区の町並み
河原町芹町地区には、約780メートルにわたって短冊形に区画された敷地が広がり、その上に切妻造・瓦葺・2階建ての伝統的な町家が建ち並んでいます。

逓信舎・旧川原町郵便局舎(高ア家住宅主屋)
逓信舎・旧川原町郵便局舎(高ア家住宅主屋)
洋館に見えるこの建物は、実際は江戸期の民家の前面を洋風外観に改造したものです。高ア家住宅の建築年代は江戸後期と考えられています。1934(昭和9年)に郵便局舎への転用にともない、建物の前面が洋風外観に改造され現在の姿になりました。

彦根市河原町の町並み

かつて遊郭があった「袋町」


遊郭があった「袋町」彦根市河原2丁目
彦根市河原2丁目あたり、通称「袋町」と呼ばれる場所は、遊郭があった場所です。今は昭和の雰囲気を残す歓楽街になっています。

遊郭があった「袋町」彦根市河原2丁目

彦根市本町の町並み


彦根城のすぐ南側の「夢京橋 キャッスルロード」
彦根城のすぐ南側にある「夢京橋 キャッスルロード」は白壁と黒格子で有名な江戸時代の建造物を再現したショップが立ち並ぶ大通りとなっています。

彦根市本町の町並み
彦根市本町の町並み
彦根市本町にも古い町家が点在しています。

彦根城


彦根城
「彦根城」は徳川家康の命で豊臣家の恩顧を受けていた西国大名を監視する拠点として建設されました。築城を担当したのは、初代城主井伊直政の息子・直継とその弟・直孝で、1604年(慶長9年)に築城が始まり、天守は約2年、城郭全体は約20年かけて築城されました。明治時代の廃城令で彦根城は解体の危機にありましたが、明治天皇の勅命で保存が決定されました。1952年(昭和27年)に天守が国宝に指定され、現在も国内に5つしかない国宝天守の1つとなっています。

アクセス


【電車でのアクセス】
JR彦根駅から彦根市河原町芹町地区まで徒歩約15分
JR彦根駅から彦根城まで徒歩約15分
(彦根城から彦根市河原町芹町地区までは徒歩約25分)
【車でのアクセス】
下の地図の場所に有料駐車場(京橋口駐車場など)があります。
詳しくは彦根観光ガイドのウェブサイトでご確認ください。



訪問日:2024年6月 2021年11月




最後まで見ていただきありがとうございます。
ご感想や、彦根城下町についての思い出、これから出かけられる方に役立つ情報等ございましたら、コメント欄で教えていただけると幸いです。




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